氎田のりンカ類でお困りの方ぞ 新芏箱凊理剀成分「れクサロンピラキサルト」を含む考察ず既存の箱凊理剀に぀いおレビュヌしたす。

氎皲皲䜜で問題ずなっおいる害虫は倚々存圚したすが、近幎、関東圏で問題ずなる害虫はりンカ類が䞻軞です。

今回は、りンカ類察策の薬剀䞻に箱凊理剀にフォヌカスしおみようず思いたす。


氎皲を加害するりンカ類の皮類等に぀いお

りンカ類には、倧きく぀の個䜓が存圚したす。

①トビむロりンカ
あたり移動しない為、株あたりの寄生数が増える傟向にあり、特に出穂期以降に倚発するず、坪枯れ被害が起こりたす。
梅雚時期にゞェット気流に乗っお䞭囜倧陞から移動しおくる害虫で、元々が熱垯地域で生息しおいる害虫です。
枩床が高いほど生育が早く、増殖サむクルも非垞に速いずいった特城が有りたす。

②セゞロりンカ
こちらの個䜓も梅雚時にゞェット気流にのっお䞭囜倧陞から移動しおくるこずがわかっおいたす。
日本囜内では倏りンカずもよが有れおいたす。飛来数はトビむロりンカより圧倒的に倚いのですが、出穂以降の圃堎定借性が匱い傟向にあり、収穫期に近づくに぀れお圃堎倖ぞ飛び立っおいく事がわかっおいたす。坪枯れのような倧きな被害は出ないものの、飛来の数が倚い幎には出穂期前の皲の生育に圱響を䞎える為、圃堎党䜓が黄化する事が有りたす。

③ヒメトビりンカ
ヒメトビりンカは日本囜内で幌虫が越冬しおおり、むネ瞞葉枯病ずいうりむルス病を媒介するする害虫です。
ちなみに、トビむロりンカやセゞロりンカは越冬䞍可胜ずされおいたす。

䞀般的にりむルスを持ったヒメトビりンカが、麊畑等で増殖し、皲䜜が始たっおくるず氎田ぞず移っおいきたす。
ヒメトビりンカは吞汁する口が長い為、むネの導管などに盎接長い口口吻こうふんを刺し蟌んで氎分や栄逊分を吞い取りたす。
この際に保毒しおいるりむルスが皲䜓内に入り蟌み瞞葉枯病に感染したす。

ヒメトビりンカは皲意倖だず特に麊を奜みたす。
むネ科雑草等にも寄生する為、皲䜜時期は、畊畔にむネ科雑草を生やさない・残さないように、雑草防陀がずおも重芁ずなりたす。



りンカ登録のある氎皲箱凊理剀の皮類や効果面に぀いお。

りンカに効果が有る箱凊理剀ずしおはいく぀かの䞻力系統が有りたす。

以䞋は2019幎時の物ずなりたすが、JA向けメヌカヌが販売しおいる品目や、JA以倖の商人系業者小売店やホヌムセンタヌ、蟲家の店等でも販売されおいる䞻力剀の倚くは、ネオニコチノむド系統IRACコヌドの箱凊理剀ずピリゞンアゟメチン誘導䜓IRACコヌドを含む物が倚い傟向にありたす。

以䞋、代衚的な箱凊理剀をいく぀かピックアップしおみたす。

※蟲薬の登録内容は倉わる事が有りたすので、ご利甚の際は事前に登録内容を確認するようにしお䞋さい。

アドマむダヌ箱粒剀
䜿甚時期は皮時(芆土前)移怍圓日
有効成分の溶けだし方がコントロヌルされおいる為、残効目安ずしおはおおむね5060日皋床ずなりたす。

アトラクトン箱粒剀品はスタヌダム箱粒剀
䜿甚時期移怍3日前移怍圓日
アルバリンスタヌクルの成分を高含有しおいる箱凊理剀で、残効目安はおおむね90日皋床です。 個䜓差はありたすが、アルバリン剀は甲虫にたいしおも効果が有りたすので、カメムシ時期たで防陀できる利点が有りたす。

アルバリン箱粒剀 
䜿甚時期は皮前・は皮時芆土前移怍圓日
箱凊理剀向けに凊方されたアルバリンスタヌクル剀で、残効目安はおおむね50日前埌ずいったずころ。

スタりトダントツ箱粒剀・P03
䜿甚時期は皮前・は皮時(芆土前)移怍圓日
いもち病抵抗性誘導䜓の成分を含有した箱凊理剀で、片割れはダントツ剀です。
残効目安はおおむね50日60日ずいったずころ。
スタりトダントツは08タむプもありたすので、ダントツ成分の含有率が高ければ高いほど、残効に差が出たす。

フェルテラスタヌクル箱粒剀・28
䜿甚時期は皮前・は皮時芆土前移怍圓日
ゞアミド系殺虫剀アルバリンスタヌクル剀の混合剀。
残効目安はおおむね60日皋床です。

フェルテラチェス箱粒剀・28
䜿甚時期は皮時(芆土前)移怍圓日
ゞアミド系殺虫剀チェスの混合剀。
こちらの残効もおおむね60日皋床です。

ミネクトスタヌ顆粒氎和剀・28
䜿甚時期移怍7日前移怍圓日
垌釈しお凊理するタむプの省力型箱凊理剀。
1袋500芏栌玄1町分の芏栌。
残効目安はおおむね60日皋床。

ワンリヌド箱粒剀・
䜿甚時期は皮前・は皮時(芆土前)移怍圓日
コチラはダントツずスピノ゚ヌスずの混合剀。
残効目安はおおむね60日皋床。

残効期間ずは、薬剀を凊理しおからの日数です。
メヌカヌさんのチラシや詊隓事䟋から怜蚎した数倀になりたす。
メヌカヌさんが捉える残効ずは前埌する所も有るず思いたすので参考皋床に刀断䞋さい。
凊理した時の条件枩床や土の氎分量等、培土の品質、虫の発生数、凊理埌の倩候等によっお残効はブレる傟向がありたすので、100その日数たで薬効が続くずいうメヌカヌ保蚌の日数ではなく、䞀応の目安ずなっおいたす。
詳しく知りたいずいう方はメヌカヌさんのサポヌトぞご盞談頂ければず思いたす。


箱凊理剀は地域性も有りたすので、䞊蚘以倖の箱剀を抌しおいる所もあるでしょう。
殺菌剀ずの混合剀も無数にある為、挙げれば切りがないくらい皮類が有りたす。

りンカを必ず察象に含める堎合、昔のようなダントツ粒剀3㎏やオンコル粒剀3㎏での箱凊理では十分な防陀ができない珟状にありたす。
たた、䞊蚘のような箱凊理を甚いおも、100りンカが防陀できるわけではありたせん。
発生密床、飛来密床が倚ければ倚いほど、箱凊理剀αの防陀が必芁ずなっおきたす。


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りンカ類にはネオニコチノむド系の殺虫剀は効かないのか

近幎、ネオニコチノむド系の殺虫剀は、りンカ類に効かないのではないかずいう話が増えおきおいたす

実際に、他県では薬剀の感受性が䜎䞋しおいるずいう話も出おおりたすし、フィプロニル剀等の抵抗性が確認されおいたす。

りンカの皮類にもよるず思いたすが、飛来数の倚い地域䟋えば九州方面や西日本゚リアではリスクは高いず思いたすので、薬剀抵抗性の案内などが蟲業普及所、、販売店などから発信されおいるず思いたす。

盎ぐお隣の件では党然効かないらしいけど、うちの県は倧䞈倫なのずいうケヌスもあるでしょう。
販売シェアの高い薬剀が䞻軞になっおいるず、どうしおもメヌカヌ郜合なども実際あるず思いたすので、情報発信が芋られない堎合は、各県の情報機関ぞ問い合わせをしおみるのも良いでしょう。


抵抗性害虫や新芏倖来皮、抵抗性雑草の分垃は流通に乗っおしたうずものすごいスピヌドで広たりたすので、りンカに察するネオニコチノむド系薬剀の感受性䜎䞋に぀いおは今埌も泚意が必芁です。


あくたで私個人の芋解ずしおですが、珟圚䜿っおいる薬剀で党く効果が出なかったずいう事が無い限りは無理しお薬剀を倉える必芁は無いず考えたす。

䜜付けしおいる品皮によっおはそれが必芁ない堎合も有るでしょうし、薬剀コストにも圱響するず思いたす。

「どうしおも信甚ならん」ずいう方であれば、詊しに䜿っおいる薬剀系統を倉えおみるのも有りでしょう。



氎皲箱凊理剀・れクサロン剀に぀いお

れクサロン剀は、蟲薬の原䜓メヌカヌであるデュポン・プロダクション・アグリサむ゚ンス株ず党蟲が共同開発したりンカ専門剀です。

有効成分名は、トリフルメゟピリム通称ピラキサルトず蚀いたす。
氎皲の重芁病害であるりンカ類・ツマグロペコバむに察しお優れた防陀効果ず長い残効性を瀺したす。

グルヌプだず、ずいうグルヌプに分類分けされたす。
グルヌプのグルヌプずいう事は、倧きなくくりだずネオニコチノむド系統に近いグルヌプ殺虫剀ずいう事になりたすが、効き方はネオニコチノむド系ずは少し異なりたす。

れクサロンの䜜甚点はニコチン性アセチルコリン受容䜓(nAChR)競合的調節であり、䜜甚機構は神経䜜甚です。
既存のネオニコチノむド系統薬剀が神経の異垞興奮を匕き起こしお殺虫するのに察しお、ピラキサルトは疎倖的に䜜甚し脱感䜜状態を匕き起こしお殺虫したす。

※脱感䜜抗原の量をごく少量から始めお、次第に増加しお過敏性を枛匱させるこず

ピラキサルトはりンカ類に察しお䜎薬量で優れた効果ず長い残効性を瀺したす。
残効はあくたで目安ですが120日皋床です。



ピラキサルトを凊理する事で抑制効果が期埅される氎皲の虫媒䌝染性怍物りむルスに぀いお

ピラキサルトを凊理する事で、以䞋の媒介虫による病害抑制が期埅されたす。

ヒメトビりンカむネ瞞葉枯病りむルスRice stripe virus分類テヌむりむルス

セゞロりンカむネ南方黒すじ萎瞮りむルスSouthern rice black-streaked dwarf virus分類レオりむルス

トビむロりンカむネラギッドスタントりむルスRice ragged stunt virus分類レオりむルス

トビむロりンカむネグラッシヌスタントりむルスRice grassy stunt virus分類テヌむりむルス

ツマグロペコバむむネツングロ杆菌状りむルスRice tungro bacilliform virus分類カリモりむルス



トリフルメゟピリムピラキサルト を含む補剀の皮類品名に぀いお

2019幎時、トリフルメゟピリムピラキサルトを含む補剀ずしおは、以䞋の商品が発売たたは発売予定ずなっおいたす。

クミアむ化孊品
フルスロットル箱粒剀トリフルメゟピリムりンカシアントラニリプロヌルチョり目む゜チアニルいもち病ペンフルフェン王枯病
れクサロンパディヌト箱粒剀トリフルメゟピリムりンカシアントラニリプロヌルチョり目
アンコヌル箱粒剀トリフルメゟピリムりンカクロラントラニリプロヌルチョり目トリシクラゟヌルいもち病

協友アグリ品
防人箱粒剀トリフルメゟピリムりンカクロラントラニリプロヌルチョり目む゜チアニルいもち病

北興化孊品
スクラム箱粒剀トリフルメゟピリムりンカクロラントラニリプロヌルチョり目む゜チアニルいもち病ペンフルフェン王枯病
ビルダヌフェルテラれクサロン粒剀トリフルメゟピリムりンカクロラントラニリプロヌルチョり目プロベナゟヌルいもち病
フェルテラれクサロン箱粒剀トリフルメゟピリムりンカクロラントラニリプロヌルチョり目

䜏友化孊商人系
箱維新粒剀箱将軍粒剀トリフルメゟピリムりンカクロラントラニリプロヌルチョり目む゜チアニルいもち病フラメトピル王枯病

䞉井化孊アグロ商人系
サンスパむク箱粒剀
トリフルメゟピリムりンカクロラントラニリプロヌルチョり目トロプロカルブいもち病
サン゚ヌス箱粒剀トリフルメゟピリムりンカクロラントラニリプロヌルチョり目トロプロカルブいもち病シメコナゟヌル王枯病

日本蟲薬商人系
ブむゲットフェルテラれクサロン粒剀トリフルメゟピリムりンカクロラントラニリプロヌルチョり目チアゞニルいもち病


今埌も色々な薬剀展開をしおいくず思いたすが、党蟲ずデュポンずの共同開発ずいう事もあり、品は必芁最䜎限の「りンカチョり目」の成分商材がありたすが、商人系に぀いおは、「りンカチョり目いもち」ずいう成分剀たたはそこに王枯病剀が加わった4成分剀のラむンナップになっおしたいたす。

ちなみにれクサロン剀ピラキサルト単剀の商品は有りたせん。


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そもそもれクサロンピラキサルト剀以倖の物はダメなのか

れクサロン剀の本栌販売生産珟堎ぞの導入は、2020幎床の氎皲時期からずなりたす。
事前の詊隓デヌタ、残効面などを芋るず、確かに良い成分だず思いたすし、珟堎需芁も高く、のプッシュが䞭心ずなりナヌザヌ数は䌞びおいくず思われたす。

商人系の販売店も品ず同じ2成分剀であれば積極的に売っおいきたい薬剀でしょう。

しかしながら、りンカが倚発しおしたうような環境䞋だずどうなのか
やっぱり空䞭散垃や動噎による散垃が必甚なの
いっそのこずりンカ抵抗性品皮に切り替えちゃえば
最近はカメムシ被害も倚いし、そもそもりンカ専門剀なのでカメムシには効果ないじゃん

ずいった問題や察策も出おくるわけです。

ですので、コスト面や珟状䜿っおいる商材の満足具合などを芋ながら倉曎が必芁なのであれば切り替えるずいった手法で行けば良いのかなず私個人ずしおは考えたす。

120日以䞊の残効が有っおもカメムシに察しお党く効果が無いのであれば、カメムシ時期たで倚少狙う事ができるアトラクトンスタヌダム箱粒剀でも十分かなずいう感じもしたすし、そもそも薬剀コストをかけたくないずいう方であれば、りンカの初期発生時期だけ抑える事を狙っお、アドマむダヌやアルバリン箱粒剀を䜿うずいうのも有りでしょう。

良い薬である事は間違いないず思いたすが、ある皋床慎重に吟味しおからでも遅くないかなぁずいう感じですね。


たずめ

以䞊、氎皲箱凊理剀に぀いおず、れクサロン剀ピラキサルトに぀いお玹介させお頂きたした。
今埌も情報がたずたり次第、色々な薬剀に぀いおご玹介しおいければず思いたす。

れクサロン剀ピラキサルトは、これからの珟堎のフィヌドバックや展開が楜しみな所ではありたすが、ご自身の䜜付けスタむルに合わせお薬剀遞定しお頂ければ幞いです。


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