二粒播きしたキャベツやブロッコリーの間引き苗は再利用できるか実験してみました。

今回も家庭菜園的な話題となります。

前回はダイソー種子の発芽率について取り上げましたが、二粒播きして間引いた苗はどうなるの?という話が有りましたので話の幅を広げてみる事にしました。

専業の方はこんな面倒な作業はしないと思いますが、小袋の種子を買って自家用で作られている方の場合は、種子パッケージの通りに二粒・三粒に播くと、いくつか芽が出てしまいます。

今回は、間引いた苗を別のトレイに移植(移し替え)しても大丈夫なのか?という部分にスポットを当てて、実際にやってみる事にしました。



二粒、三粒播きした後の発芽の様子について

順調に発芽した場合は、このように播いた分量の芽が出てきます。

二粒播きしているので、2つ目が出ました。
二粒播いても1つしか発芽しない場合も有ります。

1つのトレイ穴に対して2つ以上生えてしまった場合は、培土の肥料分の取り合いになりますし、密植状態になって生育環境的にも宜しくないので、通常は元気の良さそうな苗を1本残して早いうちに間引いてしまいます。




間引いた苗をセルトレイに移植してみる

今回実験に使ったのは、前回紹介した記事のダイソー品キャベツとブロッコリー、そしてサカタの早生富士です。
8月15日に播種した早生富士とブロッコリーですが、8月23日に間引いた苗を別のトレイに移植してみました。

ブツッと途中で切れないように地際から丁寧に間引いた物をセルトレイに移植。
前回と同じ49穴のトレイでも良かったのですが、土の量が違うと影響が出るか?という部分も見たかったので、今回は128穴のセルトレイに移植しています。

培土にはしっかり水分を吸わせてありますが、植えたばかりの物はかなりグッタリです。

このままダメになってしまうかな?という感じですね。
炎天下の直射日光が当たらないように、少し日陰に置いて数日様子を見ました。



間引き苗を移植してみた結果は?

8月23日に間引きを行いセルトレイに移植してから、8月25日(2日後)の様子です。

黄色枠の部分に早生富士キャベツとブロッコリーの間引き苗を移植しています。
日中の温度は連日30℃以上の暑い日が続いておりましたので、一度だけ発根と蒸散を助ける意味合いでケイ酸+微量要素の葉面散布肥料を通常倍率より薄めてサッと散水しましたが、それ以外は朝と夕方の2回、通常の水やりで様子を見ました。

画像左、下から2番目のように、間引く際に根が切れてしまった物は根付きが悪くそのまま枯れてしまいましたが、9割くらいは新しい培土に根付いて順調に生育。
思っていた以上に吹き返したなぁという感じ。

元々が間引き苗なので苗の大きさはまばらです。
一度抜かれた事によるストレスもかかっていると思います。

8月28日(移植後5日後)の様子↓

このくらいになると本葉展開も見られ、間引きされなかった苗と同じように葉立ちの良い苗になってきています。

サイズ感は相変わらずバラバラですが、家庭菜園であれば再利用ができますね。



まとめ

という事で今回は間引き苗は再利用できるか?という部分にスポットを当てて実際にやってみました。

今回はキャベツとブロッコリーで試しましたが、間引き苗を移植するタイミングや管理によっては失敗するケースも有ると思います。

また、他の作物の場合はダメという場合も有るかもしれません。

関心があるようでしたらチャレンジしてみて下さい。


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